当院では半月板損傷、前十字靭帯損傷などの膝関節の 疾患、外傷に対し積極的に関節鏡手術を行っております。 関節鏡手術では、4mmほどのカメラを関節内に挿入 しテレビモニターに映像を映して手術を行います。
これまでの手術と異なり大きな切開を必要とせず、関節周囲に 2,3箇所の穴を開けそこからカメラや専用の手術器具を挿入し関節内を観察しながら必要な処置を行います。 細いカメラを使用することで直接見ることのできない深い部分の状態も確認、処置ができます。当院ではハイビジョンカメラを使用しており、より正確な診断、手術が行えると考えております。
その他、関節内遊離体に対する遊離体 切除術、滑膜炎に対する滑膜切除術なども関節鏡手術 で行っています。

ページの先頭へ

[病態]


膝関節の中にはクッションの役割をしている半月板といわれる部分があります。この部分はスポーツなどによる 外傷、加齢に伴う変性により切れてしまい痛みや引っかかり感、水がたまるなどの症状を起こすことがあります。 これらの症状に対して関節鏡を用いて手術を行います。
右のMRI画像は損傷した半月板が観察できます。黒い三角形(半月板)のなかに白い亀裂が入っているのがわかります。

[手術について]


修復が期待できるもの対しては半月板を縫合(半月板縫合術)しますが、切れ方、切れた場所によっては縫合で きない場合もありますのでその場合は、傷んだ部分を切除(半月板切除術)します。半月板を切除する際はより 半月板の機能を温存するため切除範囲は最小限に努めています。この手術は全身麻酔で行っており、3から5日 程度の入院で可能です。

損傷した半月板正しい位置に戻し縫合した半月板
ページの先頭へ

[病態]


膝の関節内には前十字靭帯と呼ばれる靭帯があり、スポーツなどでこの靭帯を損傷すると「膝が抜ける」「膝が 外れる」といった症状が出ることがあります。残念ながら保存療法では治癒が期待できないため、手術療法になることが多いけがです。



[手術について]


手術はこれまでの靭帯の代わりに他の部分の腱を移植して前十字靭帯を作り直す手術(靭帯再建術)を行います。当院ではハムストリングと呼ばれる膝を曲げる腱の一部を移植する方法を多く行っております。一時的に膝 を曲げる筋力が落ちますがリハビリを行えば、スポーツには影響ありません。この手術では腱を取るためにすね の部分に数cmの切開の追加が必要になります。こちらの手術も全身麻酔で行っております。術後のリハビリが重 要ですので入院期間は3週間程度を勧めています。松葉つえでの歩行が可能であれば早期の退院も可能です。

ページの先頭へ