当院は1982（昭和57）年9月に19床の診療所として開業、その後、53床を有する病院となり、2003（平成15）年に新病院として現在の姿に生まれ変わりました。 以来、地域の皆様の信頼を得られるように脊椎・脊髄外科、膝関節外科、肩関節外科に高度に対応できる専門医をそろえ、麻酔科専門医の管理のもと年間約1000件の手術加療を行っています。

整形外科では近年、早く職場に戻りたい、早くスポーツ復帰したいとの御希望に沿えるよう手術の低侵襲化が進んでいますが当院でも内視鏡や顕微鏡を使用し、ご期待に応えられるよう日々各自研鑽を積んでいます。 また、増加する高齢者の骨粗鬆症に対応する外来診療やスポーツ人口の増加に対応するリハビリテーションも充実させています。 その結果、以前は近隣住民の方だけでしたが近年、札幌市内全域にとどまらず北海道内外から信頼して受診していただける病院に成長しております。

今後はさらに医師ならびにスタッフの質を高め、地域の医療施設との連携を図り、来院していただける皆様にご満足いただける医療を提供できるよう精進したいと思います。 これからもご指導・ご支援・ご協力よろしくお願い致します。

本邦では近年、急速に高齢化社会が進んでおり、また年齢を問わずスポーツ人口が顕著に増加してきています。そのため従来の外傷や変性疾患に加えて、高齢化に伴う整形外科疾患、およびスポーツ外傷・障害などますます整形外科疾患治療の需要が増え、より専門性の高い医療が必要とされているのが現状です。

また、ライフスタイルが多様化している現在、患者さまが望む治療方法、期待する治療のゴールは患者さまの数だけ存在します。私たちは常に患者さまに寄り添い、何がその患者さまにとって最善な治療方法なのかを考えることが大切だと思っています。

当院では外傷や、腰痛・関節痛といった一般的な脊椎疾患や関節疾患ばかりでなく、高齢化に伴う骨粗鬆症を含めた整形外科疾患、スポーツ外傷・障害に対して、脊椎・関節疾患の経験豊富な専門医が正確な診断と治療方針を提示し、それぞれの患者さまのニーズに合わせた安全で質の高い最高の医療を提供していくことを使命としています。

整形外科治療には日常生活指導に始まって、薬物療法、運動療法、装具・注射・ブロック療法、手術療法など多岐にわたる治療方法があります。私たちはこれらの治療方法を駆使して治療を行い、患者さまが自分らしく生活していくためのお手伝いができればと思っています。そのためにスタッフ一同、日々研鑽を積み、常に知識・技術を刷新していくことを心がけています。

皆さまの人生において整形外科疾患に対する不安を抱くことなく生活ができるために、私たちが少しでもお力になれるのであればこれ以上の喜びはありません。 皆さまと真摯に向き合い、訴えを共有し、皆さまと一緒に治療を進めていければと思っています。